第一回ユネスコ未来遺産登録

久保川イーハトーブ自然再生研究所

侵略的外来生物

久保川流域に侵入した侵略的外来生物

ウシガエル

北アメリカ原産。体長は30cm。世界の侵略的外来種ワースト100に
入る大型のカエル。かつて食用として導入されるも、野性化が進み
現在は日本全国に分布する。強力な補食性が知られており、水域の
昆虫類やカエルなどのは虫類を補食する。幼生(オタマジャクシ)
も魚類の卵や稚魚などを補食するため、生態系に大きく影響を及ぼ
す。久保川流域のため池にも侵入し、在来のカエルや水生昆虫など
が補食されていることが胃内容の調査で確認されている。

ウシガエル
オオクチバス

北アメリカ原産。別名ブラックバス。体長は最大50cm。レジャー
フィッシングの対象として導入されたものが、意図的な放流などで
全国に広がった。肉食性で魚類やエビ、水生昆虫を補食する。
密放流されたため池では他の水生生物がほぼ見られなくなる。
久保川流域のため池でも数カ所で確認されている。
胃内容の調査から、魚類のほかイトトンボやコオイムシなどの水生昆
虫が確認されている。

オオクチバス

アメリカザリガニ

北アメリカ原産。体長は約15cm。ウシガエルのエサとして導入され
たのが最初といわれている。雑食性で様々なものを補食する。
侵入したため池では水生昆虫や水草まで食べつくされてしまう。
ペットとして飼育されていたものが放流されて広がっている可能性
が高い。生態系に最も深刻な被害をあたえ、排除が困難な種でもあ
る。久保川流域のため池数カ所で定着が確認されている。そのうち
一カ所のため池は水草や水生昆虫の姿がほぼ消えてしまいました。

アメリカザリガニ

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